昨日は電脳マニアックスのレギュラー出演最後のライヴだった。最後と言ってもレギュラーが終わっただけで来年1月の電マニにはまた出させていただく予定なんだけどね。でもやっぱり1年間のレギュラー出演を終えて、感慨深いモノがある。

 このイベントは伯爵さんっていうナイスガイがイベンターで、毎回池袋ROSAでやっているものだ。主催者さんやライヴハウスのスタッフさんがとてもいい人達なのだが、それだけではなく出演者さん達もナイスガイ&素敵女子さんがいっぱいなのだ。

 さらに素晴らしいコトに、なんとお客さんがとてもあったかいのだ。僕らが初めて電マニに出演させていただいた時にそれを痛感した。いきなり見知らぬバンドが出てきて、電マニとはちょっと違ったテイストなのにしっかり前で踊ってくれたり楽しんでくれたりする人達がいた。超気持ちよかったのを昨日のコトのように思い出す。いや昨日も同じようなライヴをやっているのだが。

 主催者の伯爵さんはライヴの度にとても役に立つアドヴァイスをくれるのだがコレがスゴいのだ。

 基本的に伯爵さんは主催者なのでイベントを盛り上げるためのアドヴァイスなのだが、そういうのって大抵出演者(=音楽をやっている人間)からすると失礼だったり的外れだったり上から目線でエラそうだったりする。だが伯爵さんにはそれが一切ない。

 彼は我々にとってプラスになるように言葉を選んで話してくれるので、すんなり受け入れるコトができるのだ。仕事でよくある「○○(アーティスト名)みたいな曲にしてくれ」っていう発注とは真逆の心地よさ。

 僕らは生ドラムに生ベース、打ち込みはあるものの基本的にはバンドスタイルだ。上記の通り電マニとはちょいと違ったテイストだと思う。でもそういえばサウンド面についての指摘は一切なかったような気がする笑

 今思い出してみてもやっぱりイベントを盛り上げるための演出的なアドヴァイスがほとんどだ。なのに全然ムカつかないどころかバンドにとってもプラスになっている。ヒューマンスキルの高い人ってのはこういうコトなんだろう。僕も精進せねば。

 で、その伯爵さんのアドヴァイスってのは背中を押すカンジなのだ。僕らが見て見ぬフリをしてたトコをつついてきたり。やっぱりバンドマンなので音楽ばっかりやってて他の部分をおろそかにしがちなんだよね。

 そのアドヴァイスをこじらせて今の僕がある笑。今は毎回オープニングでパチスロの曲を流して、MCでパチスロの話をしている。MCは台本を読むシステム。その内容はパチスロの話以外では「これからMCをするので前に来てください」だ笑

 こういった演出面も、伯爵さんにつつかれなかったらやらなかっただろう。ツッコまれたから「やっぱそういうのは必要だよね。うし、やるなら本気でやろーぜ」ってなコトになって現在に至る。まだまだ改良の余地はあると思うけど、一歩踏み出せたのは成長と言っていいだろう。

 もちろん他にもうちわだったりアルバムだったり、いろいろと背中を押された。全部ができたワケじゃないけどできる限りのコトはやったつもりだ。

 ちなみに昨日のライヴではオープニングでパチスロ北斗の曲、僕はいつものアレの上からジャギ様の装備、そしてMCはあべしステムのお勉強。全てがつながった演出となり、進化の余地はあるものの一旦の完成形かもしれない。

 「バンドマンは音楽に集中して演出面なんかは他の専門のスタッフにやらせたほうがいいじゃん」という意見もあるだろう。だがご存知の通りバンドマンってのはお金がないのだ。そんなスタッフを雇えるほどお金があるならそれはもうお客さんがいっぱい来てくれるバンドだ。自分達で考えたほうが自分達の色になるしね。

 あと、そこまで辿り着くには自力でやるしかないし、そういうのを経験してない人はそこに辿り着けないってのは僕の持論。ま、それはいいとしてとにかく演出面も強化していこう、楽曲やMCとの連動やお客さんを楽しませるアレコレをもっと考えていこうという方向でバンドが動いた。

 前述の通り僕らが初めて電マニに出させていただいた時、他のどのイベントよりお客さんがあったかかったのだ。そしてそれはとても気持ちよかったし、楽しくライヴができた。それはつまり音楽面でもクオリティの高いライヴができた、というコトだ。

 最初にそんな思いを経験しちゃったら、もっと欲が出ちゃうよね。そして伯爵さんからもそういったアドヴァイスをいただける。対バンのみなさんもとてもいい人達なので「ウチらのライヴでお客さんが帰っちゃったら申し訳ないよね」なんていうプレッシャーもある。

 いろいろがんばってみた。1年間のレギュラーの最後である昨日のライヴ、初めて電マニに出演させていただいた時とはだいぶ違うステージになったと思うし、自分達の中では随分変わったなーという印象なのだが、お客さんから見てどうだっただろうか。

 そうだ、電マニのお客さんはあったかいので僕が銃口を突きつけても盛り上がってくれると信じていた。だからこそオープニングで銃プレイをしたし、撃たれたがるお客さんもいらっしゃってとてもありがたかった。

 だがそこで調子に乗った僕は最前列で僕の目の前にいたちびっこを相手にステージ上からアイコンタクトを送ってみたらその子はガチでドン引きしてしまった。これは反省点だ。全員が受け入れてくれるワケじゃないのはわかってたハズなのに汗

 ま、そんなワケで昨日のライヴはとても楽しくできた。久しぶりに「ぐおー!打ち上げしてぇ!呑みてぇ!」って思うレベルの充実感。ライヴ前は何故かえらい緊張してたんだけどね。

 お客さんやスタッフさん、対バンのみなさんなどなど。多くのみなさまに支えられて僕らは今ココにいます。これからも出来る限り精進していきますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

 three-weeks-old lovesick puppyでは打ち込みと同期したライヴを行っている。生のリズム隊もいるので人間はクリックで打ち込みに演奏を合わせる。と、この手法は生リズムと同期するライヴではいたって普通のコトだ。だが僕はいつもこのシステムに不満を感じている。

 多くのバンドやユニットの方々はノートマシンを持参する。そして必要な分だけのパラアウトをPCから出力し、PAに送る。ノートマシン以外の選択肢としてはHDRなんかが一般的だ。

 three-weeks-old lovesick puppyでは打ち込みの再生にPCもHDRも使わない。僕が使っているのはDVDだ。DVDってのは5.1chの皿うどんシステムなので最大5つ(*1)のパラアウトを用意できる。

*1:5.1chの.1の部分は低音用になっており、最大でも約600Hz以下の音しか出せない。無理に出そうとするとサンプリングの折り返しノイズが発生したりするので、倍音も含めて600Hz以上の音を完全にシャットアウトしなければならない。ズバッと切れるEQは現在存在しないというコトもあり、この.1の用途はかなり限定される。というか低音の迫力増強用に最適化されてるとも言える。実際に80Hz以上の音をカットするフィルタがデフォルトでONになってたりするし。

 パラアウト付きという条件はあるものの、それでも安いものを探せばいくらでも出てくる。ノートマシンに接続するオーディオIFより安くてアウトが多いのはまず便利だ。さらにあたりまえのコトだが映像同期も完璧にこなせる。そして僕がDVDを使う理由は何よりもフリーズしないというコトだ。PCには音を再生する以外の余計な機能がいっぱい付いている分だけリスクも大きくなる。

 以前ノートマシンでライヴをした時にフリーズしてどうにもならなかった苦い思い出がある。ノートマシン用のACアダプタを忘れて大急ぎで自宅に取りに帰ったコトもある。いやそれは自業自得だが。

 とにかくフリーズしないシステム、そして万が一フリーズした場合にも対処できるような保険のシステムを用意せねばならない。保険の部分については現状で考えられる最適の方法で対処しているつもりだ。だがメインのDVDシステムにはまだ不満はある。

 たしかにハードウェアの再生機器ってのはPC上で動くものよりフリーズのリスクは大幅に減る。が、DVDってのはディスクなのだ。多くの方が経験していると思うが、CDだろうがDVDだろうが、ディスクってのは振動すると飛んだりするのだ。

 飛ばないにしても物理的にディスクをモーターで回転させて、ヘッドをサーボなりアクチュエイタなりで動かしている以上、物理トラブルの危険がある。今のところこういったトラブルはないが、僕が常に心配している要素ではある。ライヴだとジャンプしたりして思わぬ振動が発生したりするしね。

 一応ライヴ用のプレイヤにはサスペンションを施してあるが、やはり不安だ。SDカードやUSBメモリで再生するシステムのほうが安定する。だがPCは使いたくない。となるとHDRってコトになるのか?答えはNOだ。

 たくさんアウトの付いているHDRってのは高いのだ。僕が欲しいのは再生以外なんもできなくてもいいから8パラアウトぐらいのフリーズしない再生機器だ。全く使わない機能のために何万円も払うぐらいなら多少リスクが大きくなってもDVDの魅力にはかなわない。そのために入念に保険を用意してるしね。

 ところでスマートフォンだ。僕はiPhoneしか持っていないのでiPhoneのコトしかわからんのだが、OSの部分でフリーズするコトはめったにない。謎のアプリを立ち上げたらフリーズした、なんてコトはあるが。再起動してまっさらな状態で目当てのアプリだけを立ち上げればフリーズはしないハズ。音楽再生で不具合が起こったコトは一度もない。

 だがiPhoneはステレオアウトしかない。いや、ステレオアウトしかないのか?そんなハズはない。今僕が持っているiPhone4でもFireWireやUSB2.0の出力はある。USBでオーディオIFを動かせば2.0なら48k24bitの8パラアウトぐらいはできるだろう。できなければFireWireでもいいし。

 そう思って調べてみると2013年8月の段階ではiPhoneで動きそうなパラアウト付きのオーディオIFは超高級品しかない。なんでだ?おかしいぞ。というワケでさらに調べてみると、たしかにiPhoneの出力端子にはFireWireやUSB2.0はあるのだが、その仕様等についてはAppleが公開していないのだ。

 iPhoneアプリはSDKをDLしていくつか登録を済ませればすぐ開発できる。だがFireWireやUSB2.0を使うコトはできない、という事実が判明してしまったのだ。前述の超高級品は自力で調べたのかAppleからライセンスを買ったのかは知らんが、僕の手の届くところではなさそうだ。

 コレで僕の考えうる全ての手法がダメだというコトがわかった。なので現状ではDVDを使っている。しかしながら我がthree-weeks-old lovesick puppyは「ないモノは創る」のが基本のようなので、自分専用の再生機器を開発するかもしれん。ま、長期計画になるだろうけどね。

衣装のおはなし [よっぴ]

 前にも書いたが僕はタクとはかなり長いつきあいだ。そして彼とバンドをやる時は「お前はダサいから俺がチョイスした衣装を着ろ」というワケのわからん虐げられ方をしていた。普段着が衣装になるとママブランドがタクブランドになるワケだ。いやママブランドはさすがにないが。

 three-weeks-old lovesick puppyでも最初はそうだった。ところがある時僕が80sっぽい衣装を着る機会が訪れた。そこで僕は僕のチョイスした衣装でどうだろう、とメンバーに相談したところ、あっさり快諾。このサイトのトップに使われている劇画の僕がその衣装だ。モトネタは80年代の色気づいた中学生が着るようなヘンなシャツだ。

 ちなみに80sっぽい服は他にもいっぱい持っているのだが今んトコ出番はない笑。とにかく僕チョイスの衣装ってのがまず解禁になったのだ。そしてそのヘンなシャツ以降僕は現在の立ち位置、つまり出オチ係というなかんというか、そういう立場に落ち着いたのだ。

 そうなればコッチのモンだ笑。調子に乗って「ホントはV系とかが好きだ」とか言ってみたらそれもOKが出てしまった。当時はまだもうちょっとお洒落バンドっぽかったのに僕だけV系。しかしこのV衣装、わりとお金をかけて買ったのでタクからも感心された。「V系の高い衣装ってのはお前のハラがスリムに見えるのか、すげぇ」とか言ってた。ヒューズなお世話だぜ。

 この衣装でアー写を撮影。スタッフはカメラマンのリエコちゃん(ドS)しかいないのでこのカッコのまま運転した。ハードコアな気温だったのでただでさえ汗だくなのに道行く人にガン見されたり声かけられたりしてヘンな汗も放出し放題だった。

 僕がこの衣装になった直後、むぎたんが何故かメイドさんになっていた。このタイミングをもって覚醒したというコトになっているのだが、僕としてはそれでは飽き足らなかった。なので後に「あのよっぴは第二形態」とか言われたり。

 そしてココ1年弱、僕は銀だった。僕は狙った方向に向かっているつもりだったのだが、すーさんの巧みな話術で何故か若干スタンハンセン寄りになっているのはご存知の通り。しかも僕としてもかなり気に入っている笑

 で、この銀だが、実はメンバーには一切相談ナシだったのだ。僕やむぎたんがよく利用する衣装屋さんがあって、そこに銀が売ってたので買った。海外からの船便なので到着までに時間がかかり、その間にもスタジオリハとかがあるのだがグッと我慢して内緒にしといた。

 届いた衣装をとにかく着てみる。この衣装は後頭部にファスナーがあるのだが、当時の僕は長髪だったのでファスナーをしめたらいきなりからまってしまったのだ。ピーンチ!

 もうファスナーは前にも後ろにも動かない。髪はガッチリ頑丈にホールドされている。ぬー、困った。しかも家でひとりで試着していたので助けてくれる人はおろか、笑ってくれる人すらいない。誰か笑ってくれよぅ。

 とにかく衣装用にあらかじめ準備しておいたオプションパーツ等を装備して、前から見て狙った通りのカッコになってるかどうかだけ鏡でチェック。後頭部で髪がぐちゃぐちゃになってるのはこの瞬間だけは忘れよう。

 そしておもむろにPCの前に。PC内蔵のカメラでポーズを決めて自分撮り。うし、いいカンジにアホだ笑。この写真を添付して「僕は次回のライヴはコレでいくから」とだけ書いたメールをメンバーに送ればよかろう。返信が楽しみすぎてニヤニヤしたが、なんせ表情は見えないので特に問題はない。

 写真を撮ったら人間の姿に戻る。そこでまた髪がからまってるのを思い出すのだが、既に写真撮影でテンションがあがっているコトもあり、すかさずハサミ&手探りで長髪をカット!髪を伸ばしてる人からすれば信じられない潔さかもしれんが、そんなコトより大事なのは出オチだ笑

 自分の髪はほったらかしてファスナーにからまった髪をどうにか除去。あとは僕が短髪になれば特に問題がないコトがわかったのでひとまず衣装確認はOKだろう。というコトですぐ行きつけの美容院に電話。予約しようと思ったら「今すぐならイケますよー」とのコトだった。写真を携帯に送ってから美容院にゴー。

 美容師さんに写真を見せて「これ着たら髪がからまったのでバッサリお願いします」と。えらいびっくりしてたが終始楽しそうだったのでまぁよかったんじゃなかろうか。無事髪が短くなって帰宅。さぁ本命、メンバーに写真を送りつけるぞ。

 ...なかなか返信が来ない。最初に返信が来たのはみきをちゃんだった。外出先だったので返信が遅かったと言っていたが、たまたますーさんと一緒にいるってコトで二人で大爆笑したようだ笑。よし、もう安心だ。

 むぎたんからはどう対処していいのかわからないっぽい返信が来たのでこれも予想通り笑。タクには写真を送らなかったがまぁ問題なかろう笑

 というワケであの銀の初ステージ。最初はハゲだったし、シースルーの上着もナシで黒いベストだった。さらにノーパンだったので自分としても非常に心もとないカンジだった笑

 そこでライヴ後にすーさんがレスラーパンツを提案してきたのだ。さらに僕はウェスタンハットはわりと好きだし、金髪ロン毛も持ってる。というワケで何故かスタンハンセンになってしまったのだ笑

 その後、上記シースルーになったりオープニングに合わせて愛を付けたりしたが、基本形態ができたワケだ。僕の中ではまだ全然完成してないんだけどね。帽子もベストもちゃんと作って着たい。

 ただ、このカンジが基本になるってのは随分ラクだ。基準があればそこに追加するのはカンタンだ。そして手間取ってる間に銀がボロくなりすぎたのでちょっと前からはメタリックグリーンになっているが、特に印象は変わらないだろう。よりキモくなってるだけだ笑

 「いつかこういうコトがやりたい」という夢はいくつも持っているが、そのひとつであるライヴの衣装については着実に具現化しつつある。だが具現化したコトによって「あれ?僕が思ってるカッコいいカンジってコレであってんのか?」という疑念が湧く。自分の中ではカッコいいつもりでやっているのだが、他人様から見て明らかにおかしいっていう自覚もある笑

 ま、他人様に迷惑をかけないってのはしっかり押さえつつなるべく好きなようにやっていきたいし、それでお客さんもメンバーもスタッフのみなさんも面白がってくれるならそれでいいかな、とも思うけどね。

 以上、とりとめのない衣装のおはなしでした。

工作したい [よっぴ]

 いやぁー、前回のライヴのみきをちゃんの持ってたアレ、ちゃんとお客さん的には効果的だったようでよかったよかった。作った甲斐があるってモンだ。ハデに光るワケじゃないのでちょっと心配だったがウマくいったようで何より。

 さて、現在three-weeks-old lovesick puppyは鋭意レコーディング中なのだ。便利な世の中になったモンで、各自が自宅でできるコトも結構あるが、もちろんそれだけでは済まされない。特にドラム録りができる環境はないのでスタジオで録音するコトになる。

 ドラム録りはすーさんとみきをちゃんと僕で行っている。いや叩くのはすーさんだけだが。僕がやるのは主にマイクセッティングやらルームアコースティックの調整など。みきをちゃんはPCオペレートとモチベーション管理。買い出しもお願いしたりする笑

 仕事でもそうだが外のスタジオを使う最大の問題点はやり直すとカネがかかるというコト。ウチでやってる分にはいくらでも録り直しできるけど、外のスタジオだとそうはいかない。特にドラムなんてマイクセッティングや部屋の環境が毎回違うのでやり直すなら最初から全部、ってコトになる。

 なので失敗のないように細心の注意を払って録音するのだが、録音中に僕が持参したポットが電子音を発したりするのでそうカンタンにはうまくいかない笑

 録音が完了したらすーさんが自分でテイクを確認しつつベストテイクを僕んトコに送ってくる。そしたら僕はウチでミックスするのだ。生ドラムのミックスは難しくもあり楽しくもあり。難しいばっかりじゃなくて「なんだよ、生ならこんなにカンタンなのかよ」みたいなコトもあったりするので奥が深い。

 打ち込みトラックとドラムを混ぜて仮ミックスができたらタクに送信。タクは自宅でラインで録音して僕に返送。コッチで必要とあらばリアンプしてベースアンプから出してマイクで拾ったり、カンタンな時はラインの音をそのまま使うコトもある。

 ベース、ドラム、ギター、打ち込み、ラッパ、手弾きの鍵盤があればオケは完成だ。手弾きの鍵盤はないコトもあるが。そしたら歌が録れるのでタクと同じようにオケをみきをちゃんに送って歌データを返送してもらう。

 マイク録りの場合僕がマイクセッティングをしたいのだが、そうもいかないので部屋を状況や録音環境を考えてセッティングのキモの部分をメールで送ってみたり。そんなカンジで歌、ラッパ、コーラスがウチに届く。

 そしたら本ミックス。全部混ぜていいカンジになるようにする。タクとすーさんは変更したくないし変更できないのでなんかあったら僕が管理する音(=声とラッパ以外の上モノ)で対処するコトもある。

 ミックスが完了したらとりあえず終了。すぐにはマスタリングしない。全部揃ってからじゃないとどうにもならんし、脳内をなるべくリセットしたいからね。

 ...とまぁこんなカンジでレコーディング作業をしつつライヴをやりつつたまには釣りにも行ったりplink?のライヴを観に行ったり。ぇ?仕事?なにそれおいしいの?

 こんな状況じゃ工作が全然できないのだ。今最優先でやらねばならん工作はちょっと時間がかかるしまとまった時間が必要なので今は全然できない。それどころかちょっとした工作もできていないのだ。レコーディングやミックスも楽しいのでストレスやフラストレーションは全然ないんだけど、なんか創ってないと僕らしくない気もする笑

 さて、息抜き終了。引き続きミックスやらなんやらがんばろっと。

 んむ、全部漢字だとDQN度の高いタイトルになるコトが判明。だが言ってるコトはだいぶネガティヴだ笑。いや新機能延期っつってもネガティヴな内容じゃないんだけどね。それはそうとまずは脱線。

 先日音楽仲間と釣りに行ったのだが、その帰りの車の中での議題が「その日に釣りの打ち上げをやるかどうか」だったのだ。僕はバンドのスタジオ入りのための準備があったので「いや今日は解散しよう、バンドの作業があるし」と言ったら彼は

 「まさか工作じゃねぇだろうな」

 とか言ってきた笑。しかも僕が「ちげぇよ」って否定したら「そこはお前なら肯定しなきゃダメだろ」なんてワケのわからんダメ出しが笑。僕のコトをよく知る音楽仲間は僕がバンドで工作担当っていう認識のようだ笑

 さて本題。今回は「工作担当なのに音関連の作業で新機能が延期されました」みたいなハナシではない。バンドの方針で別のコトをやるコトになったのだ。

 やるハズだった新機能の詳細についてはいつか実装するのでまだナイショだが、面倒な工作の割にはわりと地味な機能の予定だったのでまぁよかろう。そして別の工作をするコトになったのだが、今までと違って自分のためではないのだ。

 Vo.みきをちゃんが使う小道具を制作するコトになったのだ。最初は軽い気持ちで僕から提案してみたらみきをちゃんがノッてきてくれたので「おっしゃ、やったるで」と思ったのだが、イザ実際の作業を考えてみると普段とはいろいろと違うコトが出てきた。

 具体的には僕が使うワケではない、というコト。つまり、僕なら構造も回路も全部理解してるので自分さえ使えればいいや、って創っちゃってた部分を全て排除せねばならんのだ。そしてそれは結構たくさんある笑

 最初に気付いたのはバッテリーだ。ウチには謎の充電器もあるし、それを駆動するための謎の安定化電源(っつってもPC用のジャンク電源ボックスを単体で動くようにして12Vを引いてきてるだけだが)もある。それにより小型軽量のリチウムポリマバッテリ(携帯のバッテリとよく似たモノ)を使っている。

 このバッテリは電気を全部使い切っちゃうと二度と復活しなくなるのだ。普通の携帯電話なんかは全部使い切る前に安全装置が働いて勝手に電源が落ちるが、僕が作るモンにそんな機能はない。それどころか電源スイッチもない。バッテリをつないだらONだ。

 今回は誰にでも使えるってコトでボタン電池を考えているのでバッテリの危険は少ないが、やはりスイッチは必要だろう。となると「スイッチがONかどうかがハッキリわかるもの」も必要になる。電源ランプみたいなのね。そういうのもいちいち考えねばならん。

 そして構造だ。実は死神鍵盤なんかもそうだが、あんなにゴツいのにわりと壊れやすい笑。普通の人が普通に使ってて大丈夫な強度が必要だ。今回は小物なので無造作にカバンに入れといて大丈夫な構造にしなければならん。

 もともとムチャなアイデアなのでみきをちゃんからは「ムリしないでいいからねー」ってのはもちろん言われているが、そこをやってこそ俺様だろ!とも思うのでなんとかしたいところ。ムチャしない次善策ってのもあって、僕としてはそっちのほうがみきをちゃんの好みだろうなと思ってたらムチャして欲しいって言われたのだ。そりゃなんとかしたいよね。

 ムチャしない次善策ならすぐできる。過去にカミさん用に作ったコトがあるので材料もどこで買えばいいかとか全部わかってるし。でもそうはしたくないのだっ!

 ヴォーカルってのはバンドの顔だ。そして最もプリミティヴなパートだ。気持ちよく歌ってもらいたい。そのヴォーカルのモチベーションに対して、電気と知識と工作で貢献するのは僕しかいないだろ?ってのを見せつけてこそwin-winってモンだ。もちろん手芸で貢献するのはむぎたんだ笑

 今日の仕事やらバンドの作業やらがうまくいけば今日中に材料を買いに行く。何を作るかはヒミツだが、材料としては木とかアクリルとか、そんなんを想定してる。おお、考えてみたら先日買った工具が最初に役立つ工作だわ。以前ツイートした「ケーヨーデーツーでテーパーリーマー」のコトだ。偽業界用語。

 ホームセンター以外の候補としてはやはり世界堂かな。僕はかなり世界堂率が高いのだが、一度も画材を画材として買ったコトがない笑。もちろんユザワヤでも手芸グッズを手芸に使う用途で買ったコトもない笑

 ...というワケで息抜き終了。早速諸々の作業を片付けるコトから始めよう。

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